おしりふきにはなぜパラベンが入っている?

おしりふきにはなぜパラベンが入っている?

市販のおしりふきの多くに、パラベンが入っています。
パラベンとは防腐剤の一種で、化粧品や常温で保存できる加工食品にもよく含まれているので耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。

 

パラベンは最も安全な(刺激の少ない)防腐剤の一つと言われていますが、それでもかぶれる大人もいます。
赤ちゃんの皮膚は大人の1/2の薄さですのでなおさらです。
なぜおしりふきにはパラベンが入っているのでしょうか。

 

理由は、水分の多い密閉された容器に入っているからです。
おしりふきには相当の水分が含まれていますよね。
その水分が蒸発してしまわないよう、密閉性の高い容器に入っているため雑菌が繁殖しやすいのです。
汚れた指が万が一触れてしまったおしりふきは、さらに菌が繁殖しやすくなるのでパラベンが入っているのです。

 

しかし、パラベン=悪とは一概に言えません。
防腐剤が入っていないおしりふきはなんとなく肌に良さそうと思うかもしれません。
しかし防腐剤が入っていないほうが、雑菌が繁殖しやすく肌に悪影響を及ぼす可能性があるとも言えるのです。

 

ですからパラベンアレルギーでない限り、パラベンの有無はそれほど気にしなくて良いかもしれませんね。